サニアカ飼い主新聞

【わたしのバイオロジカルモーション】
〜あなたは何に反応していますか?〜

2020年11月3日

今日もオンラインサロンで行われている飼い主さんたちの結果報告をゆっくり見ています。
本当に「治療の主役は飼い主」ですね。
飼い主さんからの記事は毎日毎日投稿されるので、本当に励みになる。
ひとつひとつの投稿がみんなの気づきになる。幸せ。。。

今日はY・Sさんの、
【わたしのバイオロジカルモーション】
〜あなたは何に反応していますか?〜

今日はサニーズで勉強されているちょっとだけハイレベルな「飼い主である人間の機能」のおはなし
を共有しようと思います。

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・・・Y・Sさん・・・

【わたしのバイオロジカルモーション】
〜あなたは何に反応していますか?〜

▼ わたしの感覚と反応 ▼
私はサニーズに出会ってから、自分自身や愛犬達とのコミニュケーションだけでなく、
鳥や虫達などとのコミニュケーションもほんとに増えたなぁ〜と、今日改めて思った。
自分や現実に対する認識が増えれば増える程、
愛犬の言葉や動植物達の言葉もよく聞こえる様になった。

かつての私は、目に見えない世界に憧れ、「現実逃避」を得意としw、スピリチュアルな事を磨けば見えない領域がより見える様になるかの様な錯覚をした事もあったけれど(例えばアニマルコミニュケーションの様な)、でも実際のところは、現実を見れる様になればなるほど見えない領域はより見える様になり、動植物達の声も聞ける様になった。

特に最近は、相手が私達の言う様な「声」という音と認識するものを発しなくても、彼らの声が入ってくる。
相手がどんなに豆粒くらい小さな動物でも、
草むらの中でも、真っ暗な中でも、距離もあまり関係なく、その存在をパッと認識する事ができる。

例えば、先日長野に行った際は、改札を出た途端に数十メートル先で行き場に困っているトンボの存在に気がついた。
私が近づいて話しかけると、そのトンボは大人しく私の手に包まれて、安全な場所から飛んで行った。

▼ わたしのバイオロジカルモーション ▼
今日は、犬達と散歩から戻ると、豆粒よりも小さなクモが私達の部屋に一緒に入ろうとしている姿がパッと目に入った。

私は先に犬達を中に通し、玄関のドアを開いたままそのクモを見つめた。パッと見た感じ、ドアに辿り着くまでにまだ暫く時間がかかりそうに見えた。

「こんなに小さいんだからドアを閉めても隙間から入ってこれるでしょ」…私はそう思い、ドアを閉めた。

しかしドアを閉めて直ぐに、
私の意識にクモの叫びが聞こえてきた。
私はその瞬間、次に見るクモの姿(景色)を脳裏に見ていた。

私は急いでドアを開けた。
「ごめんね!」
ドアを開けると、私が脳裏で見た通り、クモが仰向けになって手足をバタバタさせていた。

私がドアを閉めた時に起きた風圧によって、ひっくり返ってしまっていたのだ。
そのクモのバイオロジカルモーションに、私の脳のSTSは強く反応を示した。

STSとは上側頭溝という脳の部分の事で、他者運動を観察した時に活動する。
他者運動とは即ち、人間に似た動きに対して「生き物らしさ」を感じるという事であり、それをバイオロジカルモーションという。

わたしはそこにバイオロジカルモーションをみた。

▼ わたしの反応 ▼
バイオロジカルモーションに人間の脳のSTSは強く反応する。
バイオロジカルモーションにより、私はその子からの情報を得た。
健康な事。若い事。オスである事。自分では起き上がれない事。足が(亀みたいな状態で)つかないので助けてほしい事…など。

私は直ぐさま、手に持っていた鍵を添えてクモに抱きついてもらった。そして家の中へと入れた。
ホッと一安心。なんだかとてもあったかい気持ちになった。

何故その様な気持ちになったのだろう?
そのクモが仰向けて手足をバタバタさせていた時に沸いた感情は、長野で出会ったトンボの時と似ていた。

自力ではどうにもこうにもならない状況に精神や体力をすり減らしている状態。
必死の思いでその状況から抜け出そうとしている。

▼ 『わたし』がみえる ▼
そんな姿を見ると、私自身の中から痛みの感情が生まれた。痛みへの共感である。
この子の中に、自分の痛みを見た。

この子から派生する可能性(パラレル)が自分の脳裏に想像され、一瞬にして最もなリスクが私の中で選抜された。
そして、起こっては欲しくない最悪な出来事を想像の中で体験し、私はその未来を回避した。

そのギャップがまさに、ホッと一安心するという感情の状態を生み出したのだと思う。
そしてもちろん、クモに対してバイオロジカルモーションを感じた事も理由には欠かせない。

何故ならクモに対して生き物らしさを感じる自分でなければ、私のSTSは反応を示さないし、STSが反応を示さなければ「痛みへの共感」も生まれないからである。

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▼ サニー校長からのメッセージ ▼
本当に飼い主さんがどんどんレベルアップしていく姿を見るとゾクゾクしちゃいます。
ただ、この先輩飼い主さんをみて、多くの人が「こんなにいろいろ感じれるようになれない・・・」と卑屈になるのも現実。

でもこういった先輩飼い主さんたちの背中が希望になるのも現実。
飼い主さんが飼い主さん同士、結びつき、1人ではなく、みんなで、地域で、仲間で動物を支えられる関係が出来あがればいいと切に思います。
そのためにはリーダーが必要。
飼い主さんの中のカリスマが必要。
どんどんカッコ良くなっていってください。

これからもよろしくお願いします^_^