根本治療

「原因」を勘違いしているといつまで経っても病気は治らない

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▼ 原因に対するアプローチ
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原因に対する治療が「根本療法」という言葉で表されます。ちょっと調べてみればわかるように食事療法や、波動療法、周波数治療、運動療法、解毒療法、グランデュラー療法、森林療法、音楽療法、針灸療法、温熱療法など、ありとあらゆる療法があげられます。…情報化社会の弊害ですが、それらはすべて根本療法ではありません。
なんともわかりづらいですよね。
治療家がきちんと理解し、きちんと患者に伝えていくことが、治療家の責任であり、最重要課題になると思います。

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▼ 結果と原因
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■例えば…あなたの前に「むかつく」「いまいちピンとこない」「臭い」「きもい」「きらい」「苦手」と、あなたが感じる人間が立っていたとします。その人間をあなたは「きらいな人」「苦手な人」「むかつく人」として認識しますよね?
しかし、どこかのタイミングで「はっ!」とやさしい、自分の痒い所に手が届くような行動をされたとします。そうしたら、今まで見ていた「きらいな人」「苦手な人」は見えなくなり、あなたの目の前には「苦手ではない人」「見た目に寄らず気が利く人」という人間が見えるようになりますよね?
相手が変わったから?
違う
それは、あなたの意識・価値観が変わったから。そう科学的には表現します。

■もう一つ例を出してみましょう。
あなたは今、すき家に来ました。すき家で牛丼と、カレーのセットを食べているとします。
Q あなたはなぜすき家に来たのですか? たまたまですか?
→あなたはすき家に来たかった。もしくは来る理由があった。
Q なぜすき家に来たいと思ったのですか?
→昼飯食べるのにお金もないし、コンビニ弁当より好きだし。
Q なぜお金がないときに、コンビニ弁当よりすき家を選んだんですか?
お金がないなら、「食べない」「吉野家」「マック」など他にありますよね?
→会社の近くだったから…
Q あなたの勤めている会社の近くにはすき家があり、その近辺で一番かな?と思ったのですね?ではその会社に勤めていなかったら、その現象は起きなかったのですか?
→吉野家が近くなら吉野家に行っています。モスが近くにあればモスに。
Q あなたが何かを選ぶときの基準はなんですか?
→近くであって、まずくなくて、安ければいいです。
Q 例えばその中の「値段」であるお金に関しての価値観を持ったのはいつからですか?
→ん〜小学校の時、駄菓子屋で買い物している時を思い出すな〜その頃からかな。
Q その頃には「好き」なものより「安いもの」を選んでる自分がいるということですか?
→はい
Q それは何才くらいですか?
→9才くらいかな
Q それより以前にそのような記憶はありますか?
→思い出せない。
Q では、質問を変えます。生まれた時に「好きなもの」より、「値段が安いもの」を選ぶという価値観を持っていたと思いますか?
→ないです。
Q ではあなたが0歳から9歳までの間にその価値観を手に入れ、ずっと大切に持ち続けているということですね?
→そういうことになりますね。。。
Q で、その価値観は誰にもらったんですか?
→親や親族です。
Q そうですね、あなたは生まれてから、ある価値観をもらうことによって、もしくはそれを大切に持ち続けることによって、巡り巡って、すき家にいくという行動をとるようになった。
→はい、繋がりますね。そもそも、最初はその話からだった。。。
Q いままで様々な価値観と出会ってきたはずです。でもあなたは他の価値観を手にしなかった。今あなたのての中にある価値観をずっと大切に持ってきた。それはなぜですか?
。。。

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▼ 結果(今の病気、症状)と原因
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今、質問とそれに対する応答で見せたように、
今の結果の原因は、「その人の価値観」になります。
もしくは、その価値観を「持ち続けていること」になります。
多くの飼い主、多くの人間は、「自分の考え」だと思っていることが、実際は違います。
今見たように、僕らが一回も死んでいないようにすべての流れは「生まれた時」まで遡れます。ある時期に価値観の形成期があり、それを持ち続けることで今までの流れが成立します。
その価値観が、食を選び、仕事を選び、人間関係を選び、ペットの飼い方を選択しています。
その価値観ではなかったら・・・
その価値観を柔軟に持ち替えていたら・・・
わかりますね?全く異なる人生があなたの目の前に広がっていた。
人間は0歳〜9歳(特に1歳〜2歳)までの親との関係や社会との関係によりそれらの価値観が決定するされます。
しかしそれらも変化する仕組みも解明されています。
それらは変化させるトレーニングプログラムを「努力してやる」ことで達成できます。
正直、簡単ではありません。でも可能です。
多くの飼い主さんがそれを見せてくれているように、なんの特別な資格もない一般の飼い主さんがやろうと思えばできることです。ただ、「努力」が必要です。

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▼ まとめ
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「その病気の原因はなんだとお考えですか?」と問うと、
「食事」「電磁波」「サプリメント」「ワクチン」「排気ガス」「アレルギー物質」
「水銀」「柔軟剤」「水道水」「ウイルス」などと表現をされる方々が多くいます。
しかしそれは、二次的、三次的な現象に過ぎず、原因はもっと奥底にあります。
「根本原因」を勘違いしていたら、病気は治りません。
どうか、原因を勘違いしないでください。
心から願います。