脈の左右差~左が弱い編~

昔のサニー校長の記事です
(サニーズアカデミー限定記事の抜粋)
限定記事ではサニー校長が実際の診療現場で体験し、発見した現象と最新医学知識を交えてお伝えさせていただきます。
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今日も動物の身体検査の「脈を触る」というお話をさせていただこうと思います。
昨日に引き続き左が弱い場合の考え方をお話しさせて頂こうかなと思います。
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▼ 脈を触る
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皆さんも少しずつお気づきの通り、今のこの世の中はインプットに偏っています。
あらゆる情報に溢れ、その情報に埋もれている方がたくさんいらっしゃると思います。
そのインプットの過多が「中途半端」を生み出します。おそらくこのインプットに溢れた中では、多くの方が「私は中途半端だ」と思っていると思います。
その中途半端を解決する方法は、「アウトプット」 しかありませんので、自分で自分のケツを叩きながらアウトプットをしてみてください。そうしなければ「分かったつもり」で終わるだけなのでお気をつけて。
数学の授業で因数分解を教わりました⇒3ヶ月後に数学のテストで因数分解が出てきました⇒その3ヶ月間何もやんなかった人間が因数分解がすんなり解けると思いますか?
自分が問題を解決できるようにするためには、非常にシンプルですけど「反復練習」と「練習方法の調整」を継続して行わなければいけません。
せっかくこのアカデミーに入ってるのであれば、是非中途半端を強化するのではなくて、少しでもアウトプットを勇気を持って行ってみてください。
それがサニー校長から伝えられる精一杯の言葉です。
あとはやるかやらないかはあなた次第だから。
アウトプットのやり方は人それぞれです。実際に言われたことを行動に起こしてみる。
文章にしてみる。動画にしてみる。絵にしてみる。ビジネスとして応用してみる。治療法として応用してみる。人それぞれです。
アウトプットという表現がわかりづらいのかもしれないので、簡単に表現すると、「何か自分で表現・行動してみてください」ということです。そしてそれはなるべく、 人にあからさまに見せてあげてください。それがとても大切なことになります。
何回も言いますが、脈の話をしているので脈を触ってみてください。
これがこの何回かの記事を理解するための最低条件になりますので頑張って。
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▼  左は心臓
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右に比べて左が弱い子は、 実はそんなに多くありません。
例えば心臓に雑音が発見された子でも、 基本的には右側が弱く、 昨日お伝えしたように右側というのは肺の不全なので、 心臓の雑音=その子の病気の原因が心臓ということは一概には全然言えません。
人間の患者も、動物の患者も、正直一番多い病気の原因はおそらく肺だと僕は思ってます。
なぜこの肺に負担が集中するのかということに関しては、今までの人類の歴史や、 脳科学を総合的に考えれば簡単に説明はつくので、 そのことに関して興味があれば、 学習基礎コースなどで勉強してもらったらいいかなと思います。
まぁ今回のコロナの問題もそこにリンクしていたりするのでいろいろ想像がつきやすいかなと思います。例えば多くの人の死因は肺炎なんですよ。 世の中的には癌が多くなったという話がありますけど、 多くの場合癌は死因にはなりませんよね。 死因というのは直接その死を招いた原因ということです。例えば多くの癌の場合、その癌の死因は、抗がん剤や放射線治療による免疫低下、全体的な臓器の不全からの免疫低下、栄養不良からの免疫低下などによる感染症が死因になる場合が多いです。そしてそれらの感染症が肺で起こるということですね。・・・また話が飛んでいる
ではどういう場合に左の脈が弱く心臓に負担がかかっているとなることが多いのか。
大きく分けると…
①超慢性的な心臓内の逆流
② 癌傾向
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▼  超慢性的な心臓内の逆流
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症慢性的な心臓内の逆流は、 単純なもので言えばその子に食事として心臓の栄養素を入れられていないことによって起こります。心臓の雑音は6段階に分かれるんですけど、心臓の雑音のうち、3段階目ぐらいであれば食事だけで心臓の雑音が消えることは多々あります。
一般的に心臓の雑音が3段階に来ている子に関しては、 心臓の薬を最低でも1種類もしくは3種類ぐらい飲んでいる場合がありますけど、その子の体調に合わせた食事を提供することでそれらの雑音がなくなり結果その飲んでいる薬を飲まなくても良い状態になるということは全然可能です。
サニー校長も昔診察していて色々試して、正直一番最初らへんに驚いた病気の変化のうちの一つが、「心臓の雑音って消えるんだ」というものでした。…今でもあまり新鮮味がなくなり、 心臓の雑音は改善するものということが常識になってきていますけど。まだまだ世の中はそんなような状態ではないですよね。
その心臓の雑音を消していくということを考えた時の食事療法として一番大事な食材は、「心臓(ハツ)」です。
条件として、その子の全体的な食性が5段階のうち中間値より肉食寄りであり、ある程度生の食材が大丈夫な子であり、内臓を食べていても2週間後の血液検査などでも肝数値の上昇が極端に起こらない子であれば、「ハツ」を入れた方がいいです。
食事にハツを入れる前に心臓のエコー検査を最寄りの動物病院で撮って(必須)、その後小型犬であれば、鳥のハツを1日一粒なるべくレアな状態~生の状態で与えて、一か月後心臓のエコー検査を撮ってみてください。改善しますから。
食材としてもう一つ大切なのは塩なので、塩に関しての記事は患者さんがアカデミーに投稿してくれているのでその説明を読んで、自分で選んでみたらいいと思います。釜だき等の加熱式では無いものがいいです。
ただその一か月の食事をずっと継続させていくわけにもいかないし、そもそも今までの食事の作り方自体が、ハツを入れることを非常にデメリットを生んでいるのであれば、全体的な食事の作り方を学び直さなければいけないということになりますので、その所は誤解しないでくださいね。
心臓病と意識の繋がりに関しては下にまとめて書こうと思います。
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▼ 癌傾向
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癌傾向という事が何を意味してるかと言うと、、、
例えば人間の体であれば、毎日5000個のがん細胞が生まれて、そのがん細胞を自分の体で制御をしているというのがこの体の能力ですよね。
癌傾向という状態は、がん細胞を自分の体で制御できないという状態ですね。
だから普通であれば抑えられている癌細胞を抑えられないので、それはムクムクと大きくなってきてしまうということです。そのある程度の大きさになった時に検査で発見するという流れですね。そもそもその元はずっと昔からあったよっていうことですね。
その癌傾向の状態を作り出す意識というものがどういうものかと言うと、簡単に言えば、「自己制御能力の抑制」です。言い方を変え、自分で自分の体を治す能力を自分で欠落させるという行動です。
どんな行動をも基本的には「Want、~したい、~ほしい」です。
分かれ道があったときに右に行きたい人間は右に行き、左に行きたい人間は左に行く。
逆に右にいる人間に、「なんで右にいるの?」と質問すれば「右がイイと思ったから」と返ってきて、左にいる人間に「なんで左にいるの?」と質問すれば「左がイイと思った方」と返事が返ってくるように、なんで、「自分で自分の体を治す能力を自分で欠落させるという行動」をとっているのと質問すれば、「自分で自分の体を治す能力を自分で欠落させるという行動がイイと思ったから」という事になりますよね。
ようするに「自己破壊を自分で選んだ」ということになります。そして、その自己破壊がイイと思うような価値観を教えられたということになりますよね。価値観は何もないところからは生まれず、誰かに教えてもらうので(胎児期も含め)、その価値観はどこから来たのってことになりますよね。
動物に関しては、飼い主の価値観を反映して生きてくれるので、その価値観の飼い主を見せてくれたということになりますよね。どんな価値観がいいとか悪いとか言っているわけではなく、Aという価値観、Bという価値観みたいなもんですけど。
いわゆるこの「自己破壊的」「自己否定的」「超依存的」を選ぶ価値観がその家庭に存在しているということになります。読んで字のごとく根本治療というのは、根本を治療するものなので、 こういうところの治療を並行しない限りどんなことをやったとしても病気の根治というのは絶対的にできないんですけど、こういう部分が癌傾向という状態の根本にはあります。心臓の疾患に関しても似ています。同様です。
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▼ まとめ
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病気を診断する時というのは、脈だけを見るわけではないので、トータル的な判断になるんですけども、例えば今回のことだけで病気を診断するとすればね。
脈を触って 肺に負担があるのか心臓に負担があるのか、というところからチェックすることによってそこから原因を追求することがようやくできるようになりますよね。
原因の所在がわかってしまえばそこにアプローチするだけになります。
逆に原因が分からなければ色々な事をにアプローチしないといけなくなる。結果原因にアプローチできないので病気がいつになっても治らないという結果が生まれてくるということですね。
今回は脈というテーマに対して、心臓と肺の話を少ししました。
実用的なことから、全体的に物を見るという視点を学んでもらえたりすれば嬉しいし、
そもそもいろいろ辿っていくと意識という所に全ての事象が結びついてしまうと言うことも少し気づいてもらえればいいかなとも思うし、、、
やってみて、 難しかったりわからないことがあればコメント欄に書いていただければチェックさせてもらいます。
明日は、 今回の脈というテーマに寄せられた質問を回答していく感じにしてみようと思います。なのでコメント欄に質問などをお寄せておいてください。
今日もすてきな一日をお送りください
現場からは以上で~す。
おかげさまで、サニー校長でした(‘◇’)ゞ