根本原因を探す時の心得

(サニーズアニマルアカデミー限定記事の抜粋)
『前書き〜毎日読んでほしいから毎日載せるね〜』
〜省略〜
では、今日も楽しんでいきましょう♪
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▼ 今日の話題
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もしあなたが、
赤ちゃんの手でも持てるような小さい石を
水の入った小さい桶にチャポンと入れたら、
その水の中に石があるのがわかるよね。
どんなにその水が濁っていようと、
どんなに水面が曇っていようと、
どんなに水面がキラキラして中が見えなかろうと、
その中に石があるはずという意識が生まれるね。
だから、石を見つけるまで探すのをやめない。
あることがわかっているから。
でももし、「石を入れた」ということを忘れていたら?
「石が入っていない」と思っていたら?
「入れたのか入れていないのか」わからないとしたら?
石を探すことを諦めてしまいますね。
「石なんて入ってないよ、きっと」と。
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▼ ペンと手
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サニー校長「はい、このペン持ってみて」
飼い主「(不思議そうに)はい」
サニー校長「はい、置いて」
飼い主「(不思議そうに)はい」
サニー校長「はい、もう一度このペン持ってみて」
飼い主「(不思議そうに)はい」
サニー校長「もうちょい上に挙げてみて」
飼い主「(不思議そうに)はい、こうですか?」
サニー校長「はい、置いて」
飼い主「(不思議そうに)はい」
サニー校長「はい、もう一度このペン持ってみて」
飼い主「(不思議そうに)はい」
サニー校長「もうちょい上に挙げてみて、落とさないように慎重に」
飼い主「(不思議そうに)はい、こうですか?」
サニー校長「はい、置いて」
飼い主「(不思議そうに)はい」
・・・
サニー校長「どちらの手で持ちましたか?」
飼い主「あ、はい、右(利き手)です」
そうです。これが「癖」というものです。
今のやりとりが10回であれば、5回が右、5回が左でもよかった。
そもそも確率的に考えれば、五分五分に結果が出てきて当然なのに、100%利き手で行ってしまう。
そして、重要なのは、その癖を使用し行動をとっている時には、その癖を使っていることに気づいていないということ。
毎回毎回、「今、利き手を使っている!!」なんてことを意識している人はいない。
言い方を変えれば、あなたの日常生活のほとんどが無意識の行動の連続で構成されている。
無意識でやっているから、意識下に登ってこないし、記憶として引っ張ってきづらい。
しかし、「今どっちの手使ってた?」
という「質問」というアプローチがあれば、それを意識下に持ってくることができる。
(これをサニー校長の講座では「顕在意識の拡張」という)
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▼ 癖
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取調室でよくある会話。
ストーカーをしていようと、殺人をしていようと、
それが癖なので、いくら「ストーカーしてるだろ!?」「お前が殺したんだろ!?」
と言われても、「いや、ストーカーなんてやってないですよ」
「いや、殺してないですよ」という会話が出来上がる。
子供の虐待や、パワハラ、セクハラなども同じだ。
加害者側は「やってない」と言い、被害者側、もしくは第三者は「やられた」という。
なぜなら、人間の日常生活のほとんどが無意識の行動の連続で構成されているから。
その無意識の行動の一つである「癖」というものは人それぞれで、側(はた)から見ると、
「そんなことも覚えてないの!?」
「絶対、覚えてるでしょ!?」
「わざとでしょ!?」
「天然すぎるでしょ!?」
「まじ、ありえへんくない!?」
と思うようなことも、やっている本人は「普通」で、「癖」で、「無意識」なので、
やっている自覚もなければ、やっていることも覚えていないし、「やっていない」とまで言える。
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▼ 飼い主の癖
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飼い主は人間で、思考、癖を持ち、その結果、行動に癖を持っている。
その癖で自らの生活の多くを構成している。
その中に「ペット」がいる。
ペットを飼った時、元気で、可愛らしくて、健康そうで。
しかし、いつも間にか、クッシング症候群になり、甲状腺機能低下症になり、慢性腎不全になり、糖尿病になり、皮膚病になり、癌になり・・・。
飼い主が飼うことでその変化が起きたということは、「飼い主がペットを病気にした」という構図がわかる。
しかも、「ペットの病気が作られた」ということは、その飼い主の行動の中に「病気が作られる原因」があることがわかる。
そして、その行動は「飼い主の癖」で構成されているので、飼い主は「私が病気にしたわけではない!」と言える状態になっている。
なぜなら、本人にとっては「普通」で、「癖」で、「無意識」なので、
やっている自覚もなければ、やっていることも覚えていないし、「やっていない」とまで言える。
それを責めているわけではない。
それが人間の「能力」だということを知っておいた方がいいと思う。
「自分がやった行動の中に原因はない」
「自分がペットの病気の原因ではない」
と思うことは、
「水の入った桶の中から石ころを見つけること」を諦める理由になってしまう。
もっと単純に病気の根本原因を見つめさえすれば、病気なんて治る。
そう、単純なんだよ、もっと。
「自分の中に原因があるはず」という目線が根本治療の心得。
そして、見つけたらさ、子供のように笑えばいい。
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改めて…
『人間さん』がどのような行動を取っているのか?なぜその行動を取っているのか?を改めて再確認し、なにをしたら病気を治すことが出来るのかを考えるきっかけなればいいなと思っています。
今日も良い一日をお過ごしください。おかげさまでサニー校長でした! Let’s Think!!