動物の介護~床ずれ、痛み編~

今や、動物業界も介護問題が多く語られるようになりました。
その際に問題になっている話題は「床ずれ」と関節や骨、癌などの「痛み」です。
今回はこの①「床ずれ」と②「痛み」についての対症療法の一つをご紹介します。

あくまでも、これら「介護状態」になる原因として慢性炎症が関与していて、慢性炎症に関係して疾患としてアレルギー疾患、貧血、関節炎、喘息、癌、心臓病、糖尿病、一般的な腸障害、腎不全、全身性エリテマトーデス、痛み、膵炎、皮膚疾患、口腔内疾患などがあげられます。

どんな病気でも「こうなったのには何か原因があるはず」「その原因を治せれば治るかもしれない」「なにか可能性があるはず」ということを忘れないでいただきたいと思っています。

それでは介護をするときの知っておきたい対症療法をご紹介します。
それは「アーシング」です。
資料として下にグラフなどを添付しましたので参考にしてみてください。

日本ではまだまだメジャーになっていないですが、海外の内科医、神経科、循環器科、心臓専門医など様々な分野で選択肢として取り入れられています。

アーシングとは

アーシングと言う言葉は「earth」と「~ing」で出来ています。
惑星地球の表面には電子が絶えることなく補充されています。地球の表面に直接接することで私たちの電導性の肉体はその電子を受け取り、電子レベルが低くなった肉体に地球から電子が補充されます。例えば、あなたの裸足の足(ゴムやビニールで遮断されていない状態)を地面につけると電子は多い方から少ない方に流れ等しくなります。体内に膨大な電子が流入すると体内の過剰な「炎症」や「神経伝達」や「動き」、「痛み」を正常化するデータが様々な分野で出されています。

アーシングの効果~床ずれ~(写真2を参照)

アーシングすることによって、脳波計(EEG)や筋電図(EMG)の正常化が起こることが分かっています。簡単に言えば、介護状態の動物の脳の正常化による痴呆症改善、筋肉反応改善効果があるということです。このことは介護状態の子たちでお当然のように起こるので、わかりやすく言えば、脳内の電気の流れが改善すればそれによって伝わる筋肉の動き正常化するので「てんかん発作」や「運動機能障害」なども改善できるということですね。しかもそれらは30分にも満たないアーシングにより変化が見られ、左脳に対しては特に変化がみられています。運動機能の改善と、皮膚の炎症の改善になどによる創傷治癒スピードも改善するという結果もあります(ガエタン・シェバリエ博士、森一仁博士2003)

アーシングの効果~痛み~(写真3を参照)

アーシングをすることで、痛みの度合いが大きく異なるということです。
激しい炎症を起こしている際には痛みや、発赤、かゆみや、腫れ、機能障害を生じます。その際に体内では白血球という血液細胞が活発化していて数的にも増加しています。その白血球の増加が抑制されることが分かっています(ディック・ブラウン博士 2010)
ちなみに「白血球」とは例えて言うと、体内で働く「兵隊さん」みたいなもので、体内に毒やばい菌、消化できないものなど、体にとって「敵」とみなしたものが入り込んできた場合に、まず初めに戦いを挑む細胞たちで、特攻隊のような奴らもいれば、遠隔攻撃をするもの、情報を伝達するもの、直接攻撃するものなど様々でそれらが協力し合って体の中を守っています。ですから、炎症が起きた時は、白血球の数が増加しています。血液検査では白血球の数を測定したりもしますが、同時にC反応性蛋白(CRP)という値も測定されたりします。

上記したように、アーシングにより、運動機能の改善、創傷治癒の促進や、痛みの軽減が期待できることがわかります。対症療法的ではありますが、様々なことが科学に証明されており、様々な治療の選択肢が提供されているのが現状です。医療を受ける側として与えられた選択肢の中だけで治療法を探すのではなく、様々な選択肢のなかで自分に合った治療法を探ることが大切だと考えます。